学校日記

2年総合的な学習の時間~チャレンジは続く~

公開日
2026/02/13
更新日
2026/02/13

日記

 2年生の総合的な学習の時間における「ふるさと学習」も、いよいよまとめの時期を迎えました。

 しかし、「胃袋つかもう」チームについては、まだまだ探究が続いているようです。地域特産品の自然薯と梅を取り入れた「創作どら焼き」の商品化の夢は途絶えていません。前回もお世話になった地域の和菓子店さんを訪問し、店長さんから改良を加えた創作どら焼きについて意見をいただきました。

 まずは準備した改良版の創作どら焼きを店長さんに試食していただきました。じっくりと味わっていただきましたが、やはり専門家の目から見ると、いろいろと気づかれることがあったようです。

 まずは、どこから食べるかによって、梅の香り・味が感じられる時と感じられない時があるとの指摘を受けました。生地の中に梅を入れ込むためにムラができるところに課題があるようです。ここで店長さんから「あんこの上に梅をのせる形にしてはどうか」とのアドバイスをいただきました。それに対して2年生の一人が「梅はあんこの上か下のどちらに置くとよいですか?」という質問を投げかけました。店長さんからは寿司を例に挙げ、ネタを上にして食べるか下にして食べるかで舌で感じる味が変わってくるので、とても大切なポイントだとおっしゃいました。どちらが良いかは検証してみて、できればパッケージングに「おいしい食べ方」を記載するとよいのでは…との助言をいただきました。

 試食を続ける店長さんから、次にあんこと梅の量の調整について指摘いただきました。これについては、何度も調整しながら味見を繰り返すことで、ベストな配分を見つけていくことが必要だ教わりました。食べ物の商品化には、やはり試行錯誤しながら最適解を見つけることが不可欠だ言うことでしょう。

 別の2年生が、なかなか生地を上手く焼くことができない原因について尋ねたところ、ひっくり返すタイミングが重要だと教えてくださいました。しかし、話を進めていく内に、自然薯パウダーの量が多いと生地が厚くなりがちで上手く焼けない原因にもなることが分かりました。さすが専門家の目は鋭いです。小麦粉と自然薯パウダーの配分もしくは水の量を調整すると対応できるのでは…とのことでした。

 一方、商品化する創作どら焼きの製造・販売方法や広報・宣伝についても話が及びました。中でも単発のイベント販売とちがい、店頭販売を目指すなら保存期限をどう保障するかが大きな課題になると話されました。商品化の前に立ちはだかる壁は、なかなかに高く厚そうです。

 その他にも店長さんから貴重な意見をいただきましたが、最後は2年生に希望を抱かせてくれる言葉がけがありました。一つ目は、「どら焼きに梅を取り入れる発想はなかなか大人では思いつかない。さすが中学生。これからも豊かなアイディアを期待しています」という言葉。もう一つは、「食べる人(年代)によって味の好みは変わってくるので、誰をターゲットにするのか考えるのも大切。これも探究の面白いところですね」という言葉でした。

 この日は、前回以上にたくさんのことを学び、今後取り組むべき課題が明らかになったことと思います。本校には、3年生の先輩が2年間をかけて一つのテーマで探究活動を続けてきた模範例もあります。「胃袋つかもう」チームのあくなき探究心は、どんな壁にぶつかろうとも一つ一つ乗り越えていく力をもっているでしょう。それを応援すべく本日丁寧にご対応いただいた和菓子店の店長さんに感謝するとともに、「胃袋つかもう」チームをはじめとする2年生のふるさと学習がますます前進することを願っています。