学校日記

1年生:救命救急講習の実施

公開日
2026/05/25
更新日
2026/05/25

R8学校日記

 本日の5限目に、1年生を対象とした救命救急講習を実施しました。

 講師としてお世話になったのは、若狭消防署名田庄分署に勤める消防署員さん4名です。

 今回は、心肺蘇生法とAEDの使い方について教わりました。

 まずは、一通りの訓練内容を消防署員(救命士)の方が模範を示しながら説明。その後、2グループに分かれての実技訓練に移りました。

 訓練の想定ですが、「倒れている人を発見したが、意識がない…」というところからスタート。倒れている人を見つけた場合、慌てて駆け寄らず、「周囲の状況(危険の有無)を確認」してから近づきます。次に倒れている人に声掛けをしますが、肩を叩きながら「どうしました」「大丈夫ですか」と反応を確かめます。 反応がなかったら「意識なし」ということで、周囲に助けを求めて、119番通報とAED(自動体外式除細動器)の確保をお願いします。ここまではあくまで演技になりますが、恥ずかしがらずにやるべきことをしっかりやろうとする1年生の姿が見られました。

 そして、ここからが本番。倒れている人の呼吸の有無を確認(10秒程度観察)し、呼吸がなかったら即座に胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始めます。両手を重ねて胸の真ん中をテンポよく押し込んでは戻し、押し込んでは戻しするのですが、1年生にとってはこれがなかなかに難しいようでした。しかし、最初は思うように力を伝えることができなかった1年生も、繰り返していくうちにだんだんと上達。また順番を待っている間、じっくりと観察して学び、自分の順番がきたらその成果を発揮する1年生もいました。

 また、発見者役に頼まれて「AEDを持ってきた人」の役割を務めた1年生は、実際にAEDを使ってみます。AEDの外ぶたを開けると音声による解説が流れるので、その通りやればよいだけなのですが…「言うは易し、行うは難し」とはこのこと。パットを取り出したり、指定の位置に貼り付けたり、解析する音声を聞き取ったり、電気ショックのボタンを押したり…。初めてだとやはり焦る1年生も。それでも消防署員さんが優しく手取り足取り丁寧に指導してくださると、1年生は落ち着いて正しくAEDを使いこなすことができるようになっていきました。また、ここでも順番待ちの1年生は、先にトライする友達の姿から学び取ろうとする姿がうかがえました。

 この時間、1年生の素直に話を聞く姿、やるべきことに一生懸命取り組む姿、友達の姿から学びを得ようとする姿を見ることができました。1年生の吸収力の高さの源を見た気がします。最後の質疑応答の場面では、「もし周りに誰もいなかった場合はどうすればよいですか」「危険な場所に倒れている人がいたら動かしてもよいのですか」「AEDがなかった場合はどうしたらよいですか」など、現実に起こりえそうなことを消防署員さんに率直に質問する1年生。学んだことを実際に生かさなければ…との思いがあるからこそ出てきた質問と言えるでしょう。頼もしい限りです。

 この日は1年生の皆さんに負けじと、放課後にお隣の小学校と本校の先生たち合同で救命救急講習会を開き、消防署員さんから心肺蘇生法を学びました。先生たちは毎年この時期に繰り返し講習を受けることで、万が一に備えて「助かる可能性のある命を助けるための努力」を続けています。今日も生徒の皆さんの「願生り」に支えられ、先生たちも「願生る」ことができました。