1年:虐待防止講演会の実施
- 公開日
- 2026/03/23
- 更新日
- 2026/03/23
R7学校日記
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先週水曜日(3/18)に、1年生を対象とした「虐待防止講演会」を実施しました。
今回講師としてお世話なったのは、「児童虐待防止機構オレンジ CAPO」の島田理事長さん。「人にも自分にもあたらない社会」を目指して、ご自身の経験をもとに虐待やハラスメントなどの問題に対する啓発活動に取り組まれています。本町でもずいぶん前から中学生を対象とした講演を続けていらっしゃいます。
この日は、中学1年生の発達段階を考慮した上で、「虐待から自分自身の身を守るために」・「自分が虐待する身にならないように」という観点からお話しいただきました。
まずは「正しい情報・知識を得ること」。自分の思い込みが自分自身を追い詰め、我慢し続けることになってしまうおそれがあることを指摘いただきました。うわさやSNS情報はもちろんのこと、大人が言ったことでも「信用・信頼しつつ本当かどうか確かめる(確認・検証する)」習慣を身につけることの大切さ学びました。
次に「つらいことを我慢し続けないこと」。一人で抱え込むことなく「相談できる人を3人見つけ」、その人に「小さなことでも話す」ようにすることを教わりました。そのために、相談する相手に発する「最初の一言を準備しておく」ことが大切とのこと。1年生の一人が島田先生に電話で相談するデモンストレーションに挑戦したところ、「少しお時間よろしいですか」と一言。島田先生からは「これで十分」との評価をいただきました。「聞いてほしいことがあるのですが…」「困っていることがあるのですが…」など直接的な表現でもよいそうです。こうした「最初の言葉」を準備しておくと、いざという時に相談しやすくなるそうです。とにもかくにも「SOS(を出すこと)は弱さではなく勇気です!」と強調されました。
続いて「アンガーマネジメント」。「『怒り』は身を守るための自然な感情の一つ」と捉え、その感情への対応の仕方を教わりました。怒りのホルモン「アドレナリン」が出続けるのは長くても6秒間。その間、気持ちを静めるための行動を工夫することが大切とのことでした。1年生に尋ねると「寝る」「ゲームをする」「推しにはまる」…。参観していた先生方は「おいしいものを食べる」「走り出す」「重い物を持ち上げる(トレーニング?)」…。人ぞれぞれですが、とにかく6秒間耐えれば、大抵の怒りは静まるようです。
最後は、安心感・幸福感・集中力を高める脳内三大神経伝達物質「セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリン」の活性化についてお話しいただき、ストレスフルな環境下にあったとしてもメンタルヘルス保持に努め、自己肯定感・自己有用感を高めていくことを学びました。
この時間、終始親身に語りかけるような島田先生の口調に1年生もすっかり吸い込まれ、心温まる貴重な学びを得ることができました。今回の学びを生かし、1年生の皆さんが今後も心と体を上手くコントロールしながら充実した中学校生活を送るとともに、健全な成長を遂げていくことができるよう願っています。