総合的な学習の時間~ふるさと学習の充実を目指して~
- 公開日
- 2025/07/11
- 更新日
- 2025/07/11
日記
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毎週金曜日には、全学年において総合的な学習の時間を設けています。その総合的な学習の時間では、生まれ育った地を愛し、貢献しようとする「ふるさと愛」を育むことをねらいに「ふるさと学習」を推進しています。
3年生においては、2つのグループが2年時に考案した「地元特産物(自然薯・名田庄漬け)を活用した商品」の販売化を目標に据え、現在活動を進めています。本日はそれぞれパンとクレープの試作品づくり。昨年度の反省を生かして食材や味付けなどを見直し、グループでの調理活動に臨みました。調理中の3年生の手さばきがあまりにも素晴らしく、すっかり見とれてしまいました。出来栄えも上等ではないでしょうか…夏の地域イベントで出店・販売し、来場者に味わってもらうことを目指します。
2年生においては、ふるさと学習班の一つ「胃袋つかもうグループ」が地元特産の梅を活用した和菓子(どら焼き)づくりに挑戦…今回初めての試作品づくりとあって、思い描いたようにはいかなかったのか、生徒の自己評価は辛めでした。味見をしたところ、梅の酸っぱさがあんこの甘さを引き立てていて良かったと思いましたが…。高いレベルを目指す2年生の姿を見て、探究精神がしっかりと宿っていることを感じました。
同じく2年生の「名田庄万博グループ」では、地元特産物(自然薯)をモチーフにしたマスコットキャラクターを考案。ステッカーに仕上げたものを本日、地元のそば屋さんに提供しに行きました。自然薯そばを注文したお客さんにプレゼントしてもらうよう依頼。ステッカー裏面には、キャラクター紹介とキャラクターの声を聴くことができるQRコードを貼付するなど、アイディア豊かなものに仕上がっていました。
1年生は本日、名田庄小5-6年生(コドモノ明日研究所)による開発商品プレゼン大会・投票に参加しました。8グループの各プレゼン発表を聞き、その後「これが一番!」と思ったものに各自投票しました。小学生のがんばりに触発されたであろう1年生の今後のふるさと探究活動が楽しみです。
いずれの学年の取組を見ても、地域資源(人・こと・もの)を活用した体験的・探究的な活動が展開されていること、そして地域に貢献しようとする意欲を生み出していることが分かります。ふるさと学習を通して、生徒の計り知れない探究心を引き出すとともに、こよなくふるさとを愛する気持ちを高めることができたらと思います。