現在、2年生が総合的な学習の時間にて取り組んでいる「ふるさと学習」ですが、この度グループごとに校外での活動に臨みました。

　ますは「名田庄万博」グループ。地元特産品の自然薯をPRするマスコットキャラクター「じ～ちゃん」を考案した本グループですが、地域イベント「じねんじょ祭り」〔11/23(日)：あきない館前にて〕が開催されるということで、そちらで活動させていただきました。

　この「じねんじょ祭り」は、自然薯の収穫時期に合わせて毎年11月に開催されているものです。イベントでは自然薯即売会、地域の野菜や若狭の特産品の販売、ガラガラ抽選会などが行われるということで、県内外より多くの人が訪れるとのことです。この日に向けて準備したのは、マスコットキャラクター「じ～ちゃん」の人形（大・中・小）・キーホルダー・ステッカー・サインといった多様な手作りグッズと抽選用のくじ引き。じねんじょ祭りに訪れた方々にくじを引いてもらい、グッズをプレゼントする企画を立てました。

　当日（11/23：日）は参加できる有志メンバーが会場に集合し、事前に承諾を得てあった設営テント内にて「じ～ちゃん」グッズプレゼントコーナーを設置しました。続々と来場するお客さんに2年生メンバーも思い切って声をかけてみますが…やはりお客さんのお目当ては採れたばかりの新鮮な自然薯。早い者勝ちということでそちらに足を運ぶ方が多かったようです。それでもしばらくすると、地元中学生の奮闘ぶりに興味をもったお客さんが次々と立ち寄ってくれるようになりました。

　おかげさまで、午前11時頃までにはたくさんのお客さんがくじを引いてくれ、多くの方々に手作りグッズをプレゼントすることができました。中でも超力作の「じ～ちゃんドデカ人形」をラストワン賞として来客者にお渡しできたことで、大きな達成感を得ることができたものと思います。何より、粘りと香りが一級品と言われる地元が誇る「自然薯」に対する親しみ深い印象を、多くの人に与えることがことができたのではないでしょうか。

　次に「自然グループ」。名田庄地区自然マップを作成した本グループは、先週金曜日（12/5）に「道の駅若狭おばま」に出向いての校外活動を実施しました。事前に準備したのは、掲示用PRポスターと来客者に配付するためのイラストマップ（アンケート入り）。当日は、これらを活用して地域が誇る美しい自然環境をPRしたり、環境保全活動への協力を求めたりする活動を行いました。平日でしたが、お客さんの出入りはけっこうあったため、一人一人に声をかけてはPR活動に取り組みました。関心を示すお客さんに笑顔で対応するなど、メンバーも活動の手応えを感じることができたようです。

　最後に「胃袋つかもうグループ」。地元特産の自然薯と梅を取り入れた創作「どら焼き」の商品化を目標とする本グループ。この度、小浜市内の和菓子店を見学する計画を立て、先週金曜日（12/5）に実際に訪問しました。和菓子の魅力や商品づくりの工程などについて詳しく教えていただき、たいへん勉強になったとのことです。また、創作「どら焼き」の提案についてもいろいろとご意見いただき、今後の目指すべき方向性と見通しが少しずつ見えてきたようです。やはり地元特産品を活用した商品というのは魅力があるようです。自分たちの探究活動に自信を持って、これからの活動を展開していってもらいたいと思います。

　先月は3年生の総合学習発表会で先輩の2ヶ年にわたる探究の歩みと成果を聞き、大いに触発された2年生。今後はどのようなプロジェクトに挑むのか…たいへん楽しみです。