学校日記

校内人権集会の実施~自分らしさの認め合い~

公開日
2025/12/12
更新日
2025/12/12

日記

 昨日(12/11:木)の6限後、学級委員会主催の「校内人権集会」を開催しました。

 初めに表彰式を実施しました。この度の「中学生人権ポスターコンテスト」(小浜人権擁護委員協議会主催)において、本校2名の生徒が特別賞を受賞。伝達表彰として、2名の生徒に栄えある賞状と副賞(表彰盾)をそれぞれ授与しました。人権をテーマに絵画を通して自分らしさを存分に発揮・表現した受賞生徒に対して、全校生徒・職員から祝福の拍手が贈られました。

 続いて「人権目標」発表会を行いました。この「人権目標」は、人権週間中に学年ごとに話し合って決めたもので、人権の視点から今後の生活において大切にしていきたいという学年全員の願いと言えます。集会では、3つの学年それぞれの人権目標とその目標に決めた理由や今後の意気込みなどを各代表者が発表し、全校で共有しました。

 1年生の人権目標は「自分の行動を見直し、自分や友達の個性を認められるようにしよう」。

 2年生の人権目標は「人を傷つけない言葉選びをしよう」。

 3年生の人権目標は「みんなが過ごしやすいクラスにしよう」。

 クラスの現状を踏まえ、よりよいクラスづくりを目指して決定した生徒の、生徒による、生徒のための人権目標。来週から1月にかけて実践し、1月末にふり返りを行う予定です。自分自身の言動がどう変わったか。クラス全体がどのように変容したか。そのようなふり返りを通して自分自身の成長、クラスの成長を確かめ合うことになります。これまでの学活や道徳の授業での学びも生かしながら、一人一人の人権を大切にした学校生活が実現できるようクラスが一致団結できるチャンスと言えるでしょう。

 最後の活動は、人権レクリェーション「ポジティブビンゴ」。数字の代わりに「優しい」「まっすぐな人」「努力家」などステキな人柄を表す言葉が書き込まれているビンゴカードを使い、自分が「この人だ!」と思う人に名前をそのマスに記入してもらう…というゲーム(?)です。ちなみにビンゴになっても時間内は続けるというルール。声をかける人もかけられる人もポジティブな気持ちになれる創作ビンゴゲームです。

 最初は同じ学年・同性の友達とのやりとりが続いていましたが、司会進行を務める学級委員さんが「ちがう学年の人にも声をかけましょう!」 「男女関係なく、お互い積極的に声をかけ合いましょう!」など、臨機応変にアナウンスすると会場全体の動きが活性化。先生方にも声をかけ始める生徒が出てきました。やりとりする生徒の表情はやはり柔らかいです。自分の良さに目を向けて声をかけてくれる同級生・先輩・後輩がいるということは、誰にとってもうれしいことでしょう。承認欲求が満たされたり、自己肯定感が高まったり…そんな心地よい時間になったのではないでしょうか。何より学年・男女の枠を越えてコミュニケーションを図る全校生徒の様子を見ていて、たいへん心が温まりました。

 さて、今回の集会ですが、楽しそうに活動する全校生徒の様子を見ても分かるように、企画・運営に携わった学級委員の皆さんの貢献度は計り知れません。一人一人大きな自信につなげてもらいたいと思います。おかげさまで、今後は全校生徒が「互いの『自分らしさ』を認め合う名中生」「自分の長所に気づき、それを伸ばしていける名中生」へと成長していくこと、また全学年がそれぞれの人権目標に向かってよりステキな学年集団へと成長していくことが大いに期待できます。