2年エネルギー学習~大飯発電所見学~
- 公開日
- 2025/07/10
- 更新日
- 2025/07/10
日記
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本日午後より、エネルギー学習の一環として2年生が関西電力大飯発電所の見学に行ってきました。
初めにビジターセンターにて、所員の方がクイズを交えながらプレゼン説明してくださいました。私たちのくらしを支えるエネルギーの中で最も身近な電気についての学習。その電気をつくり出している原子力発電の仕組みを詳しく学びました。地球温暖化が問題となっている昨今、二酸化炭素などの温室効果ガス排出をゼロとする「ゼロカーボン社会」の実現を目指す原子力発電所は、地球環境を守るためにおおいに貢献していることを知りました。また、大飯発電所は地元おおい町だけでなく、関西方面の家庭や企業などにも電力を供給していることから、社会的にたいへん重要な役割を果たしていることも理解することができました。一方、安全確保のために、施設・設備の定期的な検査を行ったり、災害時に備えての対策をしっかりと準備しておくなど、地域住民が安心して過せるよう配慮・工夫していることについても教えていただきました。
その後、バスに乗って発電所構内の移動見学を行い、原子炉格納容器や冷却に必要な海水を取り入れる海水ポンプ・取水口などの場所を紹介いただきました。また、発電の中枢機能であるタービン建屋の中を実際に歩いて見学する機会もいただき、発電所において大量の電気がどのようにしてつくり出されるのか具体的なイメージを持つこともできました。
最後はビジターセンターに戻り、生徒からの質問に所員の方が答えていただく時間を持ちました。質疑応答の様子から、電気のおかげで豊かな生活が実現していること、また電気がなければ今の生活は成り立たないことなど、生徒なりに普段の生活を振り返り、大飯発電所の果たす社会的役割の大きさを実感していることが分かりました。今回の大飯発電所見学を通して得た学びもまた、生徒にとって地域理解・ふるさと愛につながるものになったのではないかと思います。