学校日記

2年道徳~ふるさと偉人学習の実施~

公開日
2025/05/27
更新日
2025/05/27

日記




















本日、若州一滴文庫より小原理事長・粟谷理事のお二人が来校され、2年生を対象とした道徳(ふるさと偉人学習)の講師を務めていただきました。



 今回取り上げたふるさと偉人は、おおい町出身の作家で若州一滴文庫を創設された「水上勉」さんと、同じくおおい町出身の画家「渡辺淳」さんです。



 同郷で親交が深かった水上さんと渡辺さんをつなぐエッセイ「山奥の請負配達夫さん」(水上勉作)を資料として、実際に請負配達夫を務めていた渡辺さんの誠実な生き方に学ぶ学習内容でした。



 授業冒頭は、粟谷講師の「『ありがとう』と言ったり、言われたりしたことはありますか?」という問いかけから始まりました。



 学習意欲の旺盛な2年生だけあって、いきなりほぼ全員が挙手。積極的に発言する姿を見せてくれました。自分自身を振り返りながら、具体的に体験を語っていくだけでなく、友達の発言内容に対して考えたことを述べるなど、「学び合う」姿勢もうかがえます。



 続いて資料確認。小原講師の読み聞かせを通して、2年生は「配達夫」渡辺さんにまつわる逸話を読み取っていきます。読み終わった後、粟谷講師から主発問「渡辺さんが配達中に肥え壺に落ちた時、配達カバンを頭上に上げたことについて、みなさんはどう思いますか?」が投げかけられました。



 この時ばかりは、粟谷講師にじゃんけんで勝った2年生が発言権を得ることになりました。



 「とても責任感がある渡辺さん」「自分のことを犠牲にしてまで大切なものを守る渡辺さん」「村の人々の笑顔を大切にする渡辺さん」などなど感じたままの考えをはっきりと言葉に乗せてクラスのみんなに伝えることができていました。



 この度の心を耕す道徳学習、また地域理解につながるふるさと偉人学習を通して、2年生がまた一段とたくましく成長していくものと確信しています。