2年朝の読み聞かせ~エイドリアンはぜったいウソをついている~
- 公開日
- 2026/02/26
- 更新日
- 2026/02/26
日記
+3
今日は2年教室にて「朝の読み聞かせタイム」を実施。
来校いただいたボランティアさんが、絵本「エイドリアンはぜったいウソをついている」を読んでくださいました。題名だけ見るとマイナスイメージを抱いてしまいますが、予想だにしない内容が繰り広げられるところに本の面白さがあるのではないでしょうか。そんな期待を寄せながら、2年生と一緒に読み聞かせに耳を傾けました。
主人公の女の子は、いつもぼんやりしていて机上の物が片付けられない男の子(エイドリアン)を快く思っていません。そのエイドリアンがこの時ばかりはと、いつも生き生きとした表情で「僕の家には馬がいる」とみんなに言いますが、女の子は「絶対にウソだ」と冷ややかな視線を向けます。その話を聞いた女の子の母親が「どうしてウソってわかるの?」と問うので、女の子は真実を確かめるために母親を連れてエイドリアンの家に向かうことに。そこで二人が 実際に目にしたのは、美しい想像力に満ちた世界でした。女の子はエイドリアンの豊かな想像力と彼の語る真実を知ることで、自分がもつ偏見や固定観念と葛藤しつつもエイドリアンのことを認め始める…というお話でした。
やはり題名からは見えてこなかった意外なストーリー展開と結末に、読後(聴き終わった後)の心地よさを感じたのは自分だけではなく2年生も同じだったのではないでしょうか。給食前の準備時間中に話す機会がもてた2年生に感想を尋ねてみました。
🙂「エイドリアンの言っていたことは確かにウソだけど、想像する力は本物だと僕も認めたいです」。
🙂「ウソだと思うことでも、見方によっては決してウソとは言えないこともあるんだと分かりました」。
🙂「いつも人を否定的に見ていたら、最後は後悔することになると思いました」。
🙂「どんな人にも自分らしさがあるんだから、それを認めるようにしたいと思いました」。
🙂「人の一部だけを見て否定していたら、その人の良い所も見えなくなるので、肯定的に見るようにしなくてはいけないと思いました」。
感じたことを素直に言葉にできる2年生らしさ満載の感想を聞くことができました。上手く言葉に表せなくても、自分が感じ得たものを何とか伝えようとしてくれた2年生もいました。また、「要するに、人のいい所を見るようにしないといけないってことですよね」とまとめてくれた2年生もいました。物語を通して自分(読者)に何を伝えたかったのか、どんなことを考えさせたかったのか…という主題を捉える力が、この読み聞かせを通してずいぶんと身についてきたことを感じています。
今回の絵本を選定してくださったボランティアさんの願い…それは、名中生が「自分とは『違う』他者を受け入れることができる優しく広い心を持つこと」だったのではないでしょうか。あふれんばかりの情感を込めて読んでくださったおかげで、きっと2年生はその願いを受け止め、今後の生活に生かしていってくれるものと思います。お世話になったボランティアさんには心より感謝いたします。