2学期の登校日もあと5日となりました。

　今日は3年生が2限目の体育の授業で、バレーボール学習に取り組んでいました。

　ウォーミングアップを兼ねた基礎練習を終えた後、さっそくゲームへと。対戦は女子チーム🆚男子チームで行うことになりました。

　3年女子の中には、小学校時代にスポーツ少年団のバレーボールクラブに所属していた生徒がかなりいるとのこと。どおりでサーブは確実に相手コートに入ります。レシーブするときの構え方がさまになっています。しかも正確にレシーブしています。そして「レシーブ☛トス☛アタック」の三段攻撃が普通にできています。何よりアタッカーの打つ球の力強さには目を見張るものがありました。

　それに対して男子チームは、野球や卓球競技を通して身につけた優れた体力・運動技能で対抗します。体格的にも有利な男子ですから、女子チームに引けを取ることはないようです。

　さて、試合の方は…というと、やはり拮抗した戦いになりました。正確かつ確実なプレーで相手コートにボールを打ち込む女子チーム対して、運動量と反射神経の良さを生かして球際で強さを発揮する男子チーム。第1セットは女子、第2セットは男子が取って、いよいよ最終第3セットに突入。女子が強力なアタックを放つ一方、そのアタックを男子が見事ブロックするなど一進一退の攻防が見られましたが、最後はミスの少なかった女子が25点目を奪取。セットカウント2－1で女子チームが勝利しました。

　ところでゲーム中、審判をしていた担当の先生は「ミスした人がいても責めるのではなく逆に励まして、みんなが楽しく前向きな気持ちでプレーできるようにしよう！」と3年生に伝えていました。その言葉どおり、両チームともチームワークを大切にしてプレーしていた…のではないでしょうか。勝敗が決したのは、女子チームの方がほんのちょっぴり団結力とチームワークが男子チームを上回ったからかもしれません。

　さて、今回の体育の授業ですが、教室での授業の時とはまたちがった3年生の姿を見た気がします。笑顔あり、笑いあり、悔しさあり、絶叫あり…存分に感情を表に出せた人も多かったのではないでしょうか。受験に向かう3年生にとって、少しでも良い気分転換になったのであれば幸いです。

　ところで、授業の最後には「さすが3年生」と思える姿が見られました。支柱・ネット・支柱カバー・得点板などを協力して片付け、器具庫まで運ぶ3年生。そのきびきびとした行動は、やはり「名中生のあこがれ」です。この調子で、2学期ラスト4日間を「願生って」もらいたいと思います。