2学期ラストスパート~冬休みまであと6日~
- 公開日
- 2025/12/16
- 更新日
- 2025/12/16
日記
+7
2学期の登校日も残すところ6日となりました。授業もいよいよ大詰めです。
そのような中、本日の3限目に1年理科のミニ公開授業を実施しました。学習単元は「音の世界」。今回の授業では「弦の振動による音の大きさと高さ」調べに取り組みました。モノコードや簡易オシロスコープといった器具を使っての実験とあって、1年生は目を輝かせながら最初の説明に耳を傾けていました。
説明が終わるとさっそく班ごとに実験準備を整え、役割分担をしてから実験に移りました。素早い切り替えに意欲が感じられます。
初めに実験ステップ①…ということで「弦をはじく強さ・弦の長さ・弦の張りの強さ」の3つの条件をそれぞれ一つずつ変えて、「音の大きさ・高さ・弦の様子」の3つについて観察します。いわゆる「条件制御」を徹底して実験しなければいけませんが、どの班も「変える条件」を確かめながら何とか実験を進めていました。「音」の観察ばかりに気を取られていた班も、「弦の様子も調べないと…」という班員の声かけにみんなが反応するなど、なかなかのチームワークです。ある班の記録係の人ですが、じっと観察しながらタブレットPCのワークシートデータに入力記録していく姿が何とも頼もしく目に映りました。
続いて実験ステップ②。ここで簡易オシロスコープを使い、ステップ①と同様に条件を一つずつ変えて「音の様子」を調べます。ここでも事前説明をよく聞いていた1年生の姿がありました。簡易オシロスコープにはじいた弦の音の波形が映し出されると、担当の人がタブレットPCのカメラ機能を使ってパシャ! その画像をワークシートデータに貼り付けます。ICTを活用して効率よく学習記録を残していくよさを改めて実感しました。
最後は、個人ワークシートに考察内容を入力していき、データ提出して全員で共有…とここで授業が終了しました。考察した内容を全体で吟味していく時間は次回ということになりました。授業後も各自タブレットPCで全員の考察内容を見ることができるので、家庭学習での復習(自主学習)にも活用できます。
今回は中身の濃い実験中心の授業でしたが、1年生にとって「知的好奇心がかき立てられ、学びを楽しむ」ことができる学習活動だったのではないでしょうか。また、「ICTを活用して充実した学びを生み出す」効果も感じられました。参観を通して子どもの学びを見取っていた他教科の先生も教科の壁を越えた学びを得ることができたものと思います。
さて、2年生はというと、「レジリエンス教育」の第2弾として「自分の強み」をテーマに学習。相変わらずの盛り上がりで、グループで仲良く楽しそうに活動する2年生の姿がうかがえました。「笑う門には福来たる」という言葉がピッタリです。
3年生は英語の授業で「関係代名詞」を用いた英文の学習に取り組んでいました。「ピリッ」と引き締まった雰囲気の中でも、ペア学習になると笑顔でコミュニケーションを交わすことができるのがこのクラスの良さです。今日も全員で音読する時の声がステキでした。
さて、2学期終業が日に日に近づいてきますが、最後まで気を抜くことなく「願生る」ことができるのが名中生の真骨頂。残り5日間、ラストスパートです。