2年生議会訪問~ふるさと活性化に向けた提案発表~
- 公開日
- 2025/10/10
- 更新日
- 2025/10/10
日記
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去る8日(水)、本校2年生が町役場(本会議場)を訪問。町議会議員13名の方々を前に、総合的な学習の時間において取り組んできたふるさと学習の成果について中間発表をしました。
まずは1班「胃袋つかもう!」グループの発表。「地域の知名度を上げるために特産品となるような料理やお菓子を開発する」ことを課題に掲げた1班は、おおい町の特産品を使った「どら焼き」の開発・商品化に取り組んできました。昨年度、老人ホームを訪問し、どら焼きを作ってふるまった経験を発展させた形です。今回は、自然薯と梅を取り入れたどら焼きの商品化提案と併せ、準備してきた試作品を議員の方々に試食していただきました。
議員の方から、試作品について「皮の焼き加減をさらに研究すること」「思い切って梅の量を増やしてみること」などの改良点を指摘いただきました。また商品化に向けては、「パッケージングを工夫すること」「商工会等の外部機関と連携・協力すること」「商品1個あたりの値段を検討すること」など助言を受けました。試食された議員のお一人からは「たいへんおいしかった」とのお褒めの言葉をいただくなど、今後の活動に向けて意欲と展望を持つことができたようです。
続いて2班「自然」グループの発表。「名田庄の美しい自然を守り、広める」ことを課題に掲げた2班は、南川の保全・啓発ための活動について探究してきました。京都府庁を訪問して「鴨川」について学習した2班は、それを参考に「名田庄南川イラストマップ」を作成。また、南川を守る計画を立案し、ゴミ拾いを通して実際のゴミの量を調査したり、ゴミ捨て防止の啓発ポスター作成を提案しました。
議員の方からは、「南川をきれいにする活動について多方面への協力を求める必要がある」ことを助言いただきました。また、南川の活用という観点から「滋賀県安曇川の取組を参考にすること」も教えていただきました。一方、トレイルラン等で活用されている「山」にも目を向けてもらえると…という新たな視点も示唆いただきました。視野を広げて課題解決に向かうことを学んだ2班の今後の探究がたいへん楽しみです。
最後の3班「名田庄万博」グループの発表。「ふるさと名田庄の魅力を発信する」ことを課題に掲げた3班。地区の名所を紹介するCMづくりや特産品のイメージキャラクターづくりに取り組んできました。この度の発表では、昨年度、体験活動を行った八ヶ峰家族旅行村や野鹿の滝、また道の駅や暦会館といった名所を盛り込んだPR動画を放映したり、自然薯をイメージしたキャラクター「ジーちゃん」のステッカーを議員の皆さんに配布したりしました。
議員の方からは、「ふるさと名田庄」から「おおい町そのものをふるさととして捉えていってもらえたら…」というご要望を承りました。自然薯イメージキャラクター「ジーちゃん」については、名田庄地区だけでなく大飯地区にも広めていく価値が十分あると評価していただました。一方、キャラクター誕生の経緯をストーリー化して紹介する案や、家族キャラクターを増やしていってお客さんにネーミングを依頼する案など、発展的な案も出していただきました。
今年の議会発表は、年度末ではなくあえて探究途中のこの時期に実施しました。今回いただいたい議員の方々からのご意見・ご指摘・ご提案等をもとに、各グループでは今後の取組を再考・改善したり、方向性を修正したりすることになります。こらからの半年間、それぞれが掲げた課題の解決・実現に向けて、ますます探究を深めていく2年生の姿が期待できるものと思います。
この度、貴重な学びの場を設けてくださいました町議会事務局様、ご多忙の中ご協力いただきました町議会議員の皆様には心よりお礼申し上げます。