学校日記

1年生:自然体験活動を満喫~八ヶ峰家族旅行村にて~

公開日
2025/10/03
更新日
2025/10/03

日記

 本日、1年生は朝から自転車にて八ヶ峰家族旅行村へ行き、自然体験活動を行いました。

 移動距離はそこそこですが、往路は登坂道であったため、旅行村に到着した生徒はくたくた…。それでも現地は肌寒いくらいの気候だったため、汗もすぐに引き、元気を取り戻して1日の活動に臨むことができました。

 今回の活動内容は、「魚つかみ体験」と「火起こし体験」、そして「焼き魚の試食会」の三つ。

 まずはじめに、渓流(魚つかみ体験エリア)に放たれたニジマスをつかみ取る体験に挑戦しました。群れになって泳いでいたニジマスも、1年生が一斉に渓流の中に入ると、方々に散ってしまい、簡単には捕まりません。しかし、一人の生徒が石の下に隠れていたニジマスをゲット。逃げるように素早く泳ぐニジマスも、最後は石の下や土嚢下に隠れることに気づいたようです。そこからは、友達と協力することで、次々とニジマスをつかみ取る生徒が続出しました。あっという間に20匹を超えるニジマスがバケツの中に放り込まれました。全員が1匹はつかみ取ることができるようにと互いに譲り合い、最後は参加した1年生全員がニジマスつかみ取りに成功。まさに自然とのふれ合いを楽しむ生徒の姿を見ることができました。

 続いて挑戦したのは「火起こし体験」。「舞ぎり式」と呼ばれる木同士をこすり合わせる方法で、実際に火を起こしてみます。古代から伝わる道具(実際に使ったものは現地管理人さんの手作り)を使いますが、「コツと時間と根気が必要」との説明を受けました。3人一組のチームに分かれた1年生は、さっそく火起こしにチャレンジ。ここでも、最初にコツをつかんだ一人の生徒の動きを見て、あっという間にどのチームも木をこすり合わせることができるようになりました。しかし、簡単には火は起こせません。とにかく「根気よく続ける」しかありません。それでも1時間以上ひたすら取り組み続けた1年生。ほとんどのグループが失敗を繰り返しながらも、最後は見事に火起こしに成功し、松の木(枝)の先に火をつけることができました。成功した喜びと達成感に満ちあふれた1年生…昼食後に再びチャレンジする生徒もいました。

 最後は、「魚つかみ体験」で得たニジマスの塩焼きを試食。現地管理人の方がはらわたを取り除き、塩をまぶして、炭火で焼いていただいたニジマスを一人1匹ずつ堪能しました。あまりの美味しさに、骨まで食べきった生徒や1匹まるごと頭まで食べきった生徒も…。さらには、あまりがあったので2匹目を食した生徒もいました。自分が捕まえた魚であり、また苦労の末、火起こしに成功した後だけに、生徒にとってはこの上なくおいしかったことででしょう。

 今日は、地元の自然豊かな環境の中に身を置き、五感をフルに使って仲間と協力して活動する楽しさを存分に味わうことができたことと思います。今回の体験を通して、1年生の皆さんは自然を慈しみ感謝する心、根気よく取り組むことの良さ、そしてふるさとを大切に思う心など、たくさんのことを学び得たことでしょう。来週からの学校生活に向けての活力につながることを願っています。