冬の花壇を彩る~美化委員による花の苗植え活動~
- 公開日
- 2025/12/02
- 更新日
- 2025/12/02
日記
+7
本日の委員会活動において、美化委員会のメンバーが花の苗植え・球根植えに取り組みました。
11月の活動で、同メンバーが枯れ始めていた生徒玄関前の花壇の花を全て取り除き、土壌整備を行いました。
きれいさっぱりした花壇でしたが、やはり季節を問わず色鮮やかな花々が登校する生徒を迎える…そんな学校にしたいものです。そこで今回、美化委員会では可憐に冬の花壇を彩る花の苗や球根を植えていくことにしました。
寒さの厳しい冬であっても、元気に花を咲かせてくれる植物はたくさんあるようです。今回準備したのは、パンジー・ビオラ・シクラメン・アリッサム・キンセンカ・デージー・プリムラジュリアン・金魚草の各苗と、チューリップの球根でした。
まずは花壇全体を見渡し、「バランス良く植えること」と「彩り豊かに見せること」の2つに気を配り、全ての花苗ポットを仮置きしていきました。「きれいに見せるようにがんばろ!」と意気込む生徒あり、「この色の花はそこの花の色と似ているから近くにしよ!」と熟考しながら作業する生徒あり、「あまり端っこすぎるとダメですよね…」と試行錯誤する生徒あり。取り組み方は様々ですが、丁寧かつ一生懸命な姿勢はどの生徒も同じ。美化委員としての使命に燃える姿に感心しつつ、互いに協力しながら和気あいあいと活動する様子を見ていて心温まる思いがしました。
さて、全体配置・移植場所が決まったら、ペアごとに担当場所を決めて移植作業を開始。移植ごてを使って適度な深さの穴を掘っては、ポットから取り出した花苗を一つ一つ植え付けていきました。けっこうな数の苗がありましたが、慣れてくると生徒の作業ペースは一気に上昇。気がつけば、あっという間に全ての花苗の植え付けが完了しました。微調整が必要だった箇所については若干の植え直しをしましたが、最後は全員が納得する花壇に仕上がりました。ちなみに球根は花を咲かせるまでに時間がかかるため、花壇の中央エリアにまとめて植えました。今はまだ空き地のようですが、春先には一気に色鮮やかな花を咲かせるものと期待しています。
ところで、ふと気づいたのが花壇の中央にある「人権の花」の立て札…。そうです。来る4日~10日は人権週間。ちょうどそれに合わせて、美しく華やかな冬の花壇を仕上げることができたのです。この花壇の花の苗を育てること、成長する花の生命力に触れることで、生徒の豊かな感性、豊かな心が育まれていくことを願っています。
今回の美化委員会の活動のおかげで、寒さに強い花々によって生徒玄関前を明るく彩ることができました。寒々しくなりがちな冬の景観に活気を与えてくれた気がします。登校する生徒の皆さんにも、きっと大きなエネルギーを分け与えてくれるでしょう。