学校日記

PTA家庭教育講演会・授業参観の実施

公開日
2025/11/25
更新日
2025/11/25

日記

 去る22日(土)は授業参観日として、保護者の皆様に学校公開いたしました。

 はじめに、PTA家庭教育講演会(生徒・保護者対象)を実施。校区内にある日本料理店の店長さんを講師としてお招きし、「夢について」と題してご講演いただきました。本校を卒業されたということで、全校生徒にとっては先輩にあたります。年齢もお若く、生徒にとって身近に感じられたのではないでしょうか。それだけに講師の方の言葉がダイレクトに生徒の心に届いたものと思われます。

 「事故による大けがから立ち直った経験を通して、絶対にあきらめないことの大切さを学んだこと」

 「無駄だと思えることも、後々になって意味あることに気づいたことから、どんなことにも全力を注ぐことが大切だと思うようになったこと」

 「叱ってくれる人というのは、それだけ自分のことを真剣に考えてくれている証だということ」

 「夢はゴールではなく、それを叶えた先に本当の目標があるということ」などなど… 

 ご自身のこれまでの体験を通して学んだことを、率直な言葉で一つ一つ語ってくださいました。中でも印象に残ったのが、「自分で考えて料理を作るようになってから、どんどん面白くなってきた…」という言葉です。人は主体的に取り組むことによって知的好奇心が駆り立てられ、個性を発揮できる…ということを改めて認識しました。開業2年目にしてミシュランと並ぶ世界的レストランガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」の日本版にも掲載されるなど、講師さんの料理が広く世に認められるものとなったことも納得できます。

 生徒の感想発表にもありましたが、「自分なりの夢をもって生きていきたい」「目標に向かって何をすべきかを毎日口にしていきたい」といったように、今回の講師さんとの「出会い」が本校生徒にとって「考え方」を深め、明日からの「行動」の変化につながり、未来の自分づくりに向かって前進していく「チャンス」になることを願っています。

 続く授業参観(公開授業)では、たくさんの保護者の方に生徒の様子をご覧いただきました。

 1年数学の授業は「関数」の学習でしたが、途中から体育館へと移動。視力と距離の相関性(比例)を確かめる実験を行うということでしたが、保護者の方々も続々と参加してくださいました。この和気あいあいとした雰囲気の参加体験型授業。自分の親が協力してくれた…ということで、何やらうれしそうな表情を見せていた1年生の姿が印象的でした。

 2年学活の授業は「レジリエンス教育」。自他の強み(良さ・持ち味)を知る…というのがテーマです。グループごとに互いの強みを学校生活の具体的な場面を取り上げて紹介し合う活動に取り組みました。友達から自分のことを褒められて、何とも照れくさそうにしている2年生の姿が微笑ましかったです。保護者の方々にも、改めてお子さんの強みに目を向けていただけたものと思います。

 3年総合的な学習の時間では、グループごとの発表会を実施。昨年度から継続して取り組んできた探究の成果を、保護者の皆さんを前にプレゼン発表しました。どのグループも堂々と発表する姿はさすが3年生。探究課題に関するクイズを出題して聴衆を巻き込むグループ、ふるさとPRのためのCM動画を披露するグループなど、随所に工夫が見られました。発表後に生徒同士が質疑応答する場面も含め、保護者の皆さんには3年生の勇姿をご覧いただけたのではないでしょうか。

 さて、この度の学校公開は、生徒・保護者・教職員が共に学ぶ場として家庭教育講演会及び授業参観を実施しました。協力いただきました講師様、PTA役員の方々、保護者の皆様には心よりお礼申し上げます。今後も、家庭・地域・学校が協働して生徒の学び・成長を支えていけるよう努めていきたいと思います。