校訓を体現する美化委員会~花壇の土壌整備~
- 公開日
- 2025/11/12
- 更新日
- 2025/11/12
日記
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生徒会の美化委員会では、前回の活動で生徒玄関前の花壇整備に取り組みました。
花壇と言えば、11月に入ってもマリーゴールドを中心にたくさんの花が咲き誇っていました。5月に贈呈いただいた「人権の花」やそれに加えて補植した花苗ですが、今年は自動散水機(1日2回のタイマーセット)を設置したかいがあり、夏季休業中の猛暑でも枯れることがありませんでした。また、10月以降も気温が比較的高く、11月に入るまでつぼみを膨らませてはどんどん花を咲かせていました。
しかしこの度、花壇の冬植え準備として、やや枯れ始めてきた花を取り除き、一旦きれいにすることとしました。その役を担ってくれたのが美化委員会のメンバーです。半年間咲き続けた花を一本一本根っこから引き抜き、懇ろに処分した後、土壌整備を行いました。
まずは土を掘り起こし、石や根の残りなどを取り除きます。次に、腐葉土を全体に巻いて有機物を増やします。さらに石灰を混ぜて土壌のpH調整をします。最後に全体の土を混ぜ返すように耕します。移植ごてを使って地道に掘り起こす作業、鍬や鋤を使って耕したりすき込んだりする力作業などがありましたが、委員会メンバーの真面目で一生懸命な働きぶりにはたいへん感心しました。短い時間でしたが、協力して最後まで丁寧に作業に進めてくれたおかげで、土壌改良・整備作業を完了させることができました。今後は、冬の花壇を彩るにふさわしい花を選定し、ころ合いを見て苗の植え付け作業を行う予定です。
今回の美化委員会の活動ぶりですが、取り組む一人一人の様子を見ていて思い出した言葉があります。それは我が校訓「自主協同~自分を練り磨こう みんなのために役に立とう~」です。土にまみれて汚れることもいとわず率先して働く姿は、まさに「自主」的でした。メンバー全員で協力して作業を進める様子は、まさに「協同」的でした。そして何よりその献身的とも言える働きぶりは、まさに「みんなのために役に立とう」とする思いの表れと感じられました。
生徒会活動・委員会活動は、生徒による自治活動の一つ。今回の美化委員会の活動も、きっと一人一人の自治意識を高め、「自分自身を練り磨く」ことにつながるものになったのではないでしょうか。