昨日（10/30：木）、３年生を対象に食育の授業を実施しました。

　講師としてお世話になったのは、町学校給食センターにお勤めの栄養教諭の先生です。

　テーマは「受験期に大切な食生活のポイント」。まさに３年生にとっては渇望する題材だったのではないでしょうか。

　まず初めに、「頭の働きを良くする食事のポイント」について学習。各自７問のクイズに答えた後、一問ずつ詳しく解説いただきました。朝ごはんは「主菜」（目玉焼き・焼き魚などメインのおかず）をしっかり摂って「体温を上げる」ことが大切なのだそうです。そうすると１限目の授業からしっかりと頭が働く…とのことでした。また「おやつ（お菓子）」については、一度にたくさんの量を食べることができない幼児なら間食として必要ですが、中学生ともなれば「おやつは必要ない！」そうです。おやつを食べるくらいなら「朝・昼・夜の食事をしっかり摂る！」…ということでしょう。

　次にペア活動。準備された「①睡眠と学力」・「②スマートフォンと学力」のいずれかの資料を熟読し、お互いに説明し合いました。どちらもA4用紙１枚ですが、図・表・文章が盛り込まれた中身の濃い資料です。各資料は生徒のタブレット端末にデータ送信されているため、３年生は図・表を端末画面上に拡大して提示しながら、自分なりに大切だと思う点についてペアの相手に一生懸命説明していました。アウトプットすることにより自分の頭の中で知識が整理され、しっかり定着したことと思います。大切なことはそれを自分の生活に生かす…ということでしょう。

　最後は、「受験に向けた食生活改善表」の作成です。各自ワークシートにて「自分の食生活課題は～である。だから～するとよい」×５項目をつくる作業に取り組みました。食事内容・就寝時刻・ゲーム時間・スマホ利用方法などを見直し、自分なりに取り組むことが可能な目標を掲げていきます。「毎日11時には寝る」「ゲーム・スマホは一日30分以内」など、明確な数値目標を立てている生徒がかなり見受けられ、受験に向けて自分を律する意識の高さを感じました。

　さて、今回の学びは、「受験（進路実現）」という大きな目標に向かって、３年生が現在の生活を見直し、より健康・安全で充実した生活を実現していくための主体性を育むことが目的でした。３年生の皆さんはこの度の学びをいつ行動に移していくでしょうか？… まさに「今でしょ!!」