学校日記

3年:朝の読み聞かせ~ラヴ・ユー・フォーエバー~

公開日
2025/10/23
更新日
2025/10/23

日記

 今日の「朝の読み聞かせタイム」は3年生を対象に実施。

 お越しいただいたボランティアさんが絵本「ラヴ・ユー・フォーエバー」を掲げながら、読み聞かせをしてくださりました。

 内容は…と言うと、母の子を思う優しさとこの上ない愛情に包み込まれるような絵本で、何とも感動的なお話でした。

 「アイ ラヴ ユー いつまでも アイ ラヴ ユー どんなときも わたしがいきているかぎり あなたはずっと わたしのあかちゃん」。

 そう言って、お母さんは眠りについた赤ちゃんをそっと抱きしめます。どんなことがあっても、夜眠りに落ちた息子をお母さんはいつもこのフレーズを繰り返しながらそっと抱きしめるのです。赤ちゃんが2歳になっても、9歳になっても、10代の若者になっても、夜になるとお母さんはぐっすり眠る息子を抱っこしながら歌います。その母の思い・愛情は、やがて息子の母を思う気持ちにつながります。

 「アイ ラヴ ユー いつまでも アイ ラヴ ユー どんなときも ぼくがいきているかぎり あなたはずっと ぼくのおかあさん」。

 そして、親として子を思う愛情が息子へと確かに受け継がれていたことを示すラストシーン…まさに深い感動に包まれます。

 読み聞かせ後、3年生同士が笑顔で顔を見合わせる姿が見られました。何かしら満足感なり、充足感なりの感動を覚えたからではないでしょうか。きっと自分の家族・親のことを想起し、絵本の内容と重ね合わせていたことと思います。この読み終わった後の感動・爽快感・余韻などなど…これこそ読書の醍醐味と言えるでしょう。いつもの読み聞かせ後とは少し違った3年生の反応がたいへん新鮮で、印象的でした。

 ボランティアさんに「感動的な絵本を選んでいただき、ありがとうございます」とお伝えしたところ、「いいえ。でも読み聞かせの本を選ぶのって難しいんですよ…」と。それでも「3年生なら、今日の絵本の感動も伝わるかなって思いました」とおっしゃいました。「少しでも生徒にとって興味が湧く本を…」という思いで読み聞かせいただいていることに感謝いたします。

 おかげさまで、3年生諸君は心温まる思いを抱きながら、今日一日のスタートを切ることができたことと思います。