学校日記

校地内の環境整備~松の木剪定作業~

公開日
2025/10/20
更新日
2025/10/20

日記

 本日、シルバー人材センターより6名の方々にお越しいただき、学校敷地内にある松の木の剪定作業をお世話になりました。

 松は庭木の中でも特に剪定が難しいため、職人の間では「松の剪定ができれば一人前」とも言われるそうです。ツツジ等の剪定や除草は本校職員ができても、松の木についてはやはり手慣れた方にお願いしないといけません。その点、シルバーの方々は知識や経験によって松の性質をよく把握されているので、どのような状況でどのような対処が必要なのかを的確に判断してくださります。

 ちなみに、松の葉が生い茂っていると、枝葉に十分な日光が当たらなくなってしまいます。また、生長を阻害する不要な枝も生えてくるようです。そこで、この時期には、古い葉を手でむしり取る「もみあげ」作業と、不要な枝を切り落とす「透かし剪定」作業を行い、樹形を整えて全体の日当たりを良くします。こうした作業を行うことで、松の葉に密集する害虫の寄生も防ぐことができるそうです。

 今日は午前中からあいにくの雨模様となりましたが、そのような中でもシルバーの方々はたいへん丁寧に作業してくださりました。効率よく剪定するため、脚立を使って松の木の頂点から下方向へ、そして手の届く範囲の一番奥から手前へと進めていく方法をとられていました。一方、松の剪定では切る枝や葉が多いので、その掃除や処分が大変です。それについてもシルバーの方々で役割分担し、落とした枝葉を担当の方が一輪車で所定の場所まで運んで処分してくだりました。

 おかげさまで、形良く整えられた枝の先端にバランスよく葉が残り、すがすがしい樹形に仕立てられました。晴れた日には日光が幹の方にも差し込み、今後も健康に育っていくことでしょう。きれいに整った松の木を見るにつけ、お世話になったシルバーの方々には感謝するばかりです。断続的な降雨の中、一日作業いただきましたことに心よりお礼申し上げます。

 整備された環境の中、今日も生き生き・伸び伸び・集中して学習活動に取り組む本校生徒の姿を見ることができました。