学校日記

2年:朝の読み聞かせ~図書館ってどんなところ?~

公開日
2025/10/16
更新日
2025/10/16

日記

 本日の「朝の読み聞かせタイム」は、2年教室にて実施しました。

 今回、ボランティアの方が準備してくださったのは絵本ではなく、ご自身のお気に入りの詩。題名は「図書館ってどんなところ?」でした。

 ということで、今日は詩の朗読タイムとなりましたが、2年生の目線はいつにも増してボランティアさんの方に注がれていました。それだけ、詩の内容が生徒の心を惹きつけたのでしょう。図書館と町・人とのつながりを歌う長編の詩ですが、印象的なフレーズがたくさん散りばめられていました。

 「図書館はだれでも行けるところ」

 「図書館はだれもなかまはずれにしない」

 「図書館はだれかのために必要な本を集めている」

 「図書館は出会いと発見の場」

 「図書館は何世紀も生きたやさしい老人のようだ」

 「町の元気は図書館の元気」などなど。

 思春期の真っ只中にある中学生の心持ちは、敏感で、繊細で、感情が揺れ動きやすく、自立と甘えの間を行ったり来たりと複雑なものでしょう。そんな中学生へのメッセージとも受け取れる次のような言葉もありました。

 「もし何もかもごちゃごちゃになって出口がわからなくなったら 図書館にいけばいい きっとヒントがある がんばって探してみるだけの価値がある…」

 そして、最後の連では次のように語られます。

 「ひとりのときも 友達といっしょのときも 悲しくても、楽しい思いでいっぱいのときも きっと何かが待っていてくれる図書館へ行ってみよう 空っぽのおおきなバックを持って 大好きなお母さんの買い物かごのように いっぱいの『いいもの』でふくらませよう それは、みんなで分け合える幸せ…」

 読み聞かせ後、先日テレビ放映されたクローズアップ現代「利用者急増!”にぎやかな図書館”のヒミツ」を話題にボランティアさんと会話をする中で、「私も同じように(名田庄図書館のスタッフとして)「にぎやかな図書館、みんなが気軽に立ち寄ることができる図書館をずっと目指しているんです」というお話をうかがいました。地域の子どもにとっても、また大人にとっても、名田庄図書館が身近なものとなり、生活の一部としていつでも元気が得られる場所となっていく…そんな展望を見た気がします。学校図書館(図書室)も同じく、本校生徒にとってそのような場所になっていくことを目指したいと思います。