製作の秋! スポーツの秋! 芸術の秋!
- 公開日
- 2025/10/15
- 更新日
- 2025/10/15
日記
+6
ここ最近の天候は今ひとつすっきりしませんが、心地よい風が吹く過ごしやすい季節となってきました。こうした秋の季節、何をするにも心地よい気候のため、「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」…といった言葉が続々と誕生してきたと言えるでしょう。このように「物事に集中しやすい秋」。本校生徒の活動ぶりを見ても、それを感じることができます。
まずは「製作の秋」。
1年生は技術科の授業において、木材加工の製品づくりに取り組んでいます。先週の授業で金槌(正式名称「げんのう」)の正しい使い方を学んだ1年生は、さっそく釘打ちに入っていました。最初はげんのうの平らな面で打ち付け、最後は曲面に変えて打ち込む作業…製品を傷つけないための工夫ですが、全員学びの成果を生かして、正しいげんのうの使い方ができていました。また、電動工具を使う場面がありましたが、事前に使用マニュアルを作成した成果を生かして、安全かつ正確に使いこなすことができていました。このように一つ一つ学んだことを吸収し、素直に行動に移せるところが1年生のよさと言えるでしょう。
次に「スポーツの秋」。
2年生は保健体育科の授業において、ゴール型球技の一つであるサッカーに取り組んでいます。バスケットボールの学習で学んだ「全員がボールのある場所に集まらず、コートを広く使う」ということが、このサッカーの学習でも生かされています。あえて敵がいないスペースに動き、味方からのパスを呼び込む…簡単なようでなかなかできないと思いましたが、よく周りを見て動くことができていました。しかし、それ以上に目を引いたのは2年生全員が楽しそうにプレーする姿です。本校が掲げる研究主題「学びを楽しむ生徒の育成」の言葉どおり、とにかく2年生はいつも前向きに、そして笑顔で活動できるところがステキです。
最後に「芸術の秋」。
3年生は美術科の授業において、卒業制作に取り組んでいます。六角形の木製小箱のふたや側面にオリジナルの図柄を彫り込み、色づけして装飾していく作業。中学校生活の思い出にしようと、念入りに図柄を考案する姿、丁寧に図柄を描く姿がうかがえました。この3年生の「慎重さ」と「丁寧さ」にはいつも目を見張ります。常にベストを尽くして最高のものを仕上げようとするところが「3年生らしさ」と言えます。落ち着いた学習態度にこの上ない集中力…これこそ3年生が「名中のあこがれ」たる所以でしょう。
暑すぎず寒すぎず、どんな活動にも取り組みやすい秋の季節。今まで以上に集中力も活動成果も高まるのではないかと思います。これまでできなかったことに改めて挑戦したり、また新しいことを始めたりするチャンスかもしれません。まさに「変化はチャンス」です!