学校日記

読書の秋~名田庄図書館との連携~

公開日
2025/09/24
更新日
2025/09/24

日記

 ここ最近、朝晩がめっきり涼しくなりました。ついこの前までは、自転車登校してくる生徒の額に汗が滴っていたことを思うと、まさに秋到来と言えます。

 生徒玄関前で登校してくる生徒に「涼しくなったねえ」と声を掛けると、「冷んやりした風が気持ちいいです」といった応答も。猛暑を乗り越えた生徒にとって、これからは気候的に過ごしやすい季節を迎えることになりそうです。

 さて、秋といえば「読書の秋」。落ち葉の音や虫の声など秋の静かな雰囲気は、本の世界に浸るのにはぴったりです。何より涼しい風が吹き、木々の葉が色づく季節は、心が落ち着くとともに集中力も高まり、想像力も豊かになると言われています。学校では朝読書タイム(火~金曜日)において、生徒は各々が手にした本を10分間読みふけっていますが、家庭においても秋の夜長をゆったりと過ごし、手にした本の世界に没頭できるとよいのではないでしょうか。

 ところで、本校では読書活動の推進・充実を目指して、校区にある名田庄図書館との連携を図っています。

 まずは「移動図書館」です。毎月、定期的に学級文庫用として選定していただいた20冊の本を各教室に入れています。生徒が興味を持ちそうな本、学習の際に活用できそうな本など、常に生徒目線で選んでいただいた本が各学級に届きます。朝読書タイムの際には、ここから本を選んでいく生徒も少なくありません。また、授業によってはこの「移動図書館」の本を参考として手にする生徒もいるようです。

 次に「情報掲示板」です。図書室に入ったすぐ左側の掲示板に「名田庄図書館新刊コーナー」を設け、生徒に情報提供していただいています。名田庄図書館の豊富な蔵書の中でも、特に新しく入ったばかりの本を紹介。生徒に最新の情報を届けるとともに、生徒の足が少しでも名田庄図書館に向くようにという願いを込めて、図書館スタッフの方が定期的にこの掲示板を更新してくださいます。

 そして、「朝の読み聞かせタイム」も連携の一つです。毎週木曜日の朝読書の際には、ボランティアの方に来校いただき、読み聞かせをお世話になっています。本を愛する方々だけに、いつも素敵な本を選んできてくださいます。この読み聞かせタイムを楽しみにしている生徒も多く、いつ教室を覗いても生徒は真剣に聞き入っています。ちなみに明日(9/25:木)の読み聞かせは、2年生を対象にお世話になります。

 このように本校では名田庄図書館の力もお借りしながら、生徒の読書意欲が向上するように、また望ましい読書習慣が形成されるようにと努めています。今後も生徒が良書に触れる機会を積極的に設けていくことで、読書が生活習慣の一部となることを願っています。家庭でも「読書の秋」を合言葉に、本を話題にした家族団らんの時間をつくっていただけたら…と思います。