学校日記

2年生:朝の読み聞かせ~心を耕す読書活動の推進~

公開日
2026/04/23
更新日
2026/04/23

R8学校日記

 本日は、2年生を対象に「朝の読み聞かせタイム」を実施しました。

 今回のボランティアさんが読んでくださったのは「3つのなぞ」。

 ロシアの文豪トルストイの作品「三つの疑問」をもとに、ジョン・J・ミュースがこども向けに描いた絵本です。良い人間になるにはどうしたらよいか…悩む主人公の少年が、賢いカメから「今、この瞬間」を大切にすること、「目の前の人」を愛することを教わる物語です。

  少年ニコライは「いい人間になりたい」と願い、そのために3つの疑問(いつがいちばん大事な時か?誰がいちばん大事な人か?何をすることがいちばん大事か?)の答えを探しています。親友のサギやサルやイヌに相談しても満足な答えが得られず、ニコライは山に住むカメの賢者レオのもとを訪れます。山でレオが畑を耕していたのを見て手伝っていると、嵐の中で助けを求める声が聞こえます。ニコライは嵐の中へ飛び込み、怪我をしたパンダとその子供を助け出しました。 その後、ニコライはレオに「自分の問いに答えてほしい」と頼むと、レオは「もう答えは出ている」と告げます。人のために行動できる実直で心優しいニコライの実践そのものがその答えだということでした。

 人生において、いちばん大事な時は「 今(現在)」。いちばん大事な人は「目の前にいる人(今一緒にいる人)」。なすべきいちばん大事なことは「 目の前の人のために良いことをすること」。 「今、ここ」の瞬間を誠実に生きる…そんなメッセージを届けてくれる一冊でした。

 少々長めのストーリーでしたが、2年生は最後まで食い入るように聞き入っていました。今日の読み聞かせでは、ニコライの行動とレオの語りから「目の前のことに全力を尽くす」「他がために…との思いを大切にする」ことを学んだのではないでしょうか。

 読み聞かせ後、ボランティアさんは「今日は話が少し長かったですね。途中で腕が疲れてしまいました…」とおっしゃいました。思えば、教室いる2年生のだれもがよく見えるようにと、最後まで絵本を高々と掲げながら読み聞かせいただいたボランティアさん。これも、目の前にいる2年生のことを大切に思い、その2年生ためにできることを尽くそうとされた姿ではなかったでしょうか。2年生の皆さんなら、きっとその思いやりの心を受け止めることができているものと思います。

 その後の授業(理科の実験)でも、目の前の学習課題に一生懸命取り組む2年生の姿、班のメンバーと協力し合いながら実験を進める2年生の姿がうかがえました。読書を通して心を耕されつつある2年生が、誠実に目の前の学びに向かっている…そんなふうにも思えました。

 同じように、3年生は1・2限目に全国学調(国語・数学)に臨み、最後まで根気よく取り組んでいました。また、1年生は美術の授業で、模範の風景画(本校教員制作)を見て、構図や色塗りなどで工夫されていることをどんどん挙げていき、各自タブレット端末に記録していくがんばりを見せていました。

 このような生徒の誠実な態度がますます伸長するよう、今年度も「読書活動の充実」にさらに力を入れていきたいと思います。