学校日記

根気よく取り組む~量から質への転化を目指して~

公開日
2026/04/24
更新日
2026/04/24

R8学校日記

 1年生は現在、数学の授業で「正の数・負の数」の学習に取り組んでいます。中学数学の基礎・基本となる重要な単元です。

 今日(2限目)の課題は、正の数・負の数の計算(加減)で、3数以上の加減問題に挑戦していました。数字が3つになり、そこに加法・減法が混じった式になると混乱する生徒もいるようです。一人の生徒に「算数は得意でしたか?」と尋ねると、「全然です!」と謙遜して答えていましたが、一問一問丁寧に解いていく姿がうかがえました。簡単にあきらめないところも、1年生の良いところ(1年生らしさ)です。

 この時間、1年生は座席を班別隊形に組んで学習していましたが、その効果がよく表れていました。「この問題、難しい…」とつぶやく生徒に対して、隣の生徒が式中に線を書き入れながら、「こうやって区切ってみれば、正の項と負の項のどちらかが分かるよ」とアドバイス。するとアドバイスを受けた生徒は、「そしたら答えはこうなるんかな…」と正しい答えを導き出すことができていました。

 また、別の班では「この問題、どうやって解けばいいん?」と悩んでいる生徒に対して、斜め前の生徒がまるで家庭教師のように正答まで導いていく様子を見ました。式の各項を指さしながら、「これとこれを計算したらどうなる?」「じゃあ、次にそれとこれを計算すると…?」「そうそう!それが答えになるよ」。単に答えを教えるのではなく、段階を踏みながら友達が自力で解いていけるようアドバイスをしているではありませんか。まさに教え合いの模範となる姿を見せてもらいました。こうした教え合い・学び合い・支え合いの文化が根付いている1年学級。小学校時代から積み上げてきた成果であり、培われてきた学級集団力と言えるでしょう。

 一方、4限目には3年教室でも数学の授業が行われており、3年生が文字式の計算(式の展開)に取り組んでいました。課題は多項式どうしの乗法。4つの乗法の公式を学んだ3年生が、その定着を図るべく練習問題に挑んでいました。公式を利用して解く応用的な問題もあり、頭をひねりながら学習ノートやタブレット端末に向かう3年生。担当の先生や支援の先生からヒントをもらいつつ、最後は自力で解決しようとする姿勢を見せていました。

 そんな3年生の一人の学習ノートを見せてもらうと、何ページにもわたって数多くの計算問題が解いてありました。「がんばってますね。とても丁寧です」と一声かけると、別の生徒も「私のノートも見てください」といって見せてくれました。やはり数多くの問題を解いた跡が見られました。こつこつと努力を積み重ねることができるところは、3年生の良いところ(3年生らしさ)です。

 今日の1年生と3年生の数学の授業における生徒の皆さんの取り組み方や、普段の2年生の数学の授業の様子を見ていて思ったことがあります。それは、解き方(公式)を踏まえ、練習量を積み重ねていくことで、質的変化へとつながっていくということです。「基礎・基本の定着」や「応用力の向上」といった学びの成果は、「量から質への転化」によって身についていくものだと言えるでしょう。しかし、質への転化に至るまでには、根気よく取り組むことが必要です。それこそ、本校が「目指す生徒像」の一つに掲げる「何事にも粘り強く取り組む(生徒)」ことに他ならないでしょう。

 学習内容のレベルは日に日に高くなってくるかもしれませんが、粘り強く取り組むことができる…であろう名中生なら心配ありません。学習内容に負けない学び手としての確かな成長を遂げている自分自身に「自芯」をもって「願生って」もらいたいと思います。