学校日記

第2回避難訓練の実施~土砂災害を想定~

公開日
2026/09/29
更新日
2026/09/29

R8学校日記

 本日1限目の授業が終了した後の休み時間。

 授業後も教室で先生と話をしている生徒、次の授業準備を整えて友達とおしゃべりしている生徒、トイレに行く生徒、図書室で興味のある本を探している生徒…などなど、それぞれに貴重な10分間を過ごしていたその時です。緊急地震速報(訓練用)が、校舎内に響き渡りました。

📣「(訓練、訓練)♬♬♬♬ 緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください。」 

 生徒の皆さんも、今回は多少焦ったのではないでしょうか。避難訓練の予告はしてありましたが、詳しい日時までは知らされていませんでした。それだけに、これまで何度も積み重ねてきた訓練の成果が試される機会といってよかったでしょう。

 職員室にいた先生も、緊急地震速報が流れると、全員すぐさま机の下に潜り込み、身の安全を確保していました。少なくとも揺れが収まってからしばらく経つまではそのままです。

 さて、生徒の皆さんも「自分の判断で」身の安全を確保できたでしょうか。それぞれの場所でベストな安全確保ができていれば合格です。

📣「余震のおそれあり。引き続き身を守る行動をとり、その場で待機…」の放送指示が流れました。

 もちろん職員室でも、先生たちは慌ててて動き出さず、机の下に潜り込んだまま第2弾の揺れに備えます。

 生徒の皆さんは、余震に備えての安全確保が継続してできていれば合格です。

 しばらくして「余震のおそれなし」と判断した職員室では、その場にいる先生たちで今後の動きを確認し合います。生徒全員(及び先生全員)の安否確認・校舎内の安全確認、その後の授業継続の可否確認…など、一連の「安全確認」を行う打ち合わせです。

 ところで、本校舎が建つ地帯は、防災マップ上では「土砂災害特別警戒区域・土石流特別警戒区域」に指定されています。土砂災害は初期予兆から発生まで時間的猶予があるとされていますが、大地震が重なった場合には即座に発生する恐れもあると言われます。それを踏まえ、今回は昨日から降り続ける大雨の影響により「土砂災害・土石流発生の危険あり」と判断。直ちに校舎3階への全員避難を決行しました。

📣「…今後、土砂災害が発生するおそれあり。全員校舎3階に避難…」の放送指示。

 先生方は分散して、校舎3階へと確認移動しながら避難する生徒をサポートしていきます。

 一部の生徒が1階に、そしてほとんどの生徒が2階に滞在してた1・2年生は、各自タタメットを被って3階学習室へと次々に避難。たいへん落ち着いて、整然と避難する様子がうかがえました。一方、3年生はというと、すでに全員が3年教室にてタタメットを被って待機していました。

 集団避難時の鉄則「㋔さない・㋩しらない・㋛ゃべらない・(㋲どらない)・㋢い姿勢(または低学年優先)・㋤かまとともに」は、もはや確認する必要なし。すっかり定着している名中生諸君でした。

 避難完了後の講話では、災害発生時も「自芯をもって、(名田庄地区に住む)君たちらしく避難できる」ことを目標にしようと呼びかけました。「自芯をもつ」とは、「自分が住む地域ではどんな災害が発生する可能性があるかが理解できているということ」。「(名田庄地区に住む)君たちらしく避難できる」とは、「どんな災害が発生した時、どこへどのように避難すれば命を守ることができるか理解して行動できること」。今回の訓練を通して、「自分の住む地域のことを知ることは、自分の命を守ることにもつながる」ことを、全校生徒・教職員で確認し合いました。これも大切な「自己管理能力」の一つと言えるでしょう。

 思えば1学期(7月)の話です。ある3年生が校舎3階から見える南川を指さし、こう話してくれました。

👦「先生、あの川見てください。結構あり得ない水の量です。水の色もやばいです」

 普段は校舎3階からでも見えない南川の水の流れですが、その日の朝方まで激しく降り続いた大雨の影響でしょうか。その時はしぶきを上げる濁流がはっきりと見えました。その生徒なりにいつもとは異なる身近な自然の様子に危険を察知したのかもしれません。防災にはこうした気づきと感覚が大切なのかもしれない…そう思わせてくれるエピソードでした。身近な生徒の中に頼もしい存在がいてくれることに感謝…。