学校日記

1年生:朝の読み聞かせ~自分の名前は好きですか~

公開日
2026/05/07
更新日
2026/05/07

R8学校日記

 本日は、1年教室にて「朝の読み聞かせタイム」を実施しました。

 「皆さんは、自分の名前が好きですか?」…1年生に対して、ボランティアさんは最初にこう尋ねられました。いきなりの問いかけに1年生もやや困惑気味でしたが、もちろんこれは今回の読み聞かせ(絵本「しげちゃん」)の前振りでした。

 俳優の室井滋さんの実体験を描いた絵本「しげちゃん」。男の子のような自分の名前(しげる)が嫌いだった女の子が、名前に込められた親の愛情を知り、コンプレックスを乗り越えて名前を好きになる物語です。

 小学校1年生の「しげちゃん」は、「しげる」という男の子のような名前が嫌いで、ままごとで遊ぶ時にはあえて違う名前を名乗るほど。ある時「もっと可愛い名前に変えて!」とお母さんに泣きついて訴えます。お母さんは「しげちゃん」に、名前の由来が「滋養(栄養がある・豊かに育つ)」の「滋」であること、生まれつき病弱で早くに亡くなった兄の分まで長生きしてほしいという強い願いが込められていることを教えます。 子どもの幸せを願って名前が付けられたことを知り、「しげちゃん」は自分の名前を誇らしく思えるようになり、心が強くなります。

 今日は読み聞かせ後に、絵本のあとがき(室井滋さんご自身の言葉)も読んでくださいました。1年生の皆さんに伝えたかったボランティアさんのメッセージが含まれていたものと思います。今回の絵本は、自分の「名前」について考えるきっかけを与えてくれるとともに、「何事も前向きに捉えようと思えば捉えられるんだ」という感覚を味わわせてくれたのではないでしょうか。

 思えば自分も名前に対してよい感情を持っていなかったのですが(呼び名だけだと異性に間違えられることも…・漢字だけ見ても正しく読んでもらえない…)、名付けた親の思いを聞いていつしか吹っ切れていたことが思い起こされました。1年生の数人に「自分の名前は好きですか?」と尋ねたところ、ほぼ全員「好きです」との返事が返ってきました。お家の方の愛情がしっかりと伝わっている証ではないでしょうか。そんな自分の名前に「自芯」をもって生きることも、「自分らしさ」を発揮する上で欠かせないことかも知れません。

 1限目の国語の授業では詩の創作に取り組んでいた1年生ですが、それぞれ自分の創った詩に「自芯」をもちつつデータ提出、タブレット端末にて即時共有した友達の作品に対しても共感的な受け止め方をしていました。これもまた、ボランティアさんご自身のお気に入りの一冊「しげちゃん」の読み聞かせのおかげ…かも知れません。

 ちなみに絵本「しげちゃん」はシリーズ物で、第3弾まで出版されています。続きの絵本は自分で手にして、主人公「しげちゃん」の成長の歩みを楽しんでもらえたらと思います。現在、「こども読書週間」(「子ども読書の日」である4/23から5/12までの約3週間)の真っ最中です。