学校日記

1年読み聞かせ~100年たったら~

公開日
2026/01/15
更新日
2026/01/15

日記

 3学期も朝読書において、「ブランケットファミリー」のボランティアさんに読み聞かせをお世話になります。

 今日は1年生教室にて「朝の読み聞かせタイム」を実施しました。

 ボランティアさんが読んでくださった絵本は「100年たったら」。命がつながり、未来へと続いていく「縁」をテーマに描かれた物語です。

 話は孤独な「ライオン」と飛べなくなった「鳥」との出逢いから始まります。二人が一緒に過ごす中で、死期が迫った鳥は「100年たったら、また会いましょう」と約束してあの世へ。その別れから100年後、ライオンと鳥はそれぞれ海の「貝」と「波」になって再会。次の100年後には「ひなげしの花」と「少女」になって再会…というように、二人は様々な姿に生まれ変わり、その度に「100年たったら…」と別れてはまた出会う…という輪廻(りんね)転生を繰り返しながら、時を超えて何度も巡り合います。。最後の100年後にはそれぞれ「男の子」と「女の子」になって再会しますが、この時二人の交わした言葉が「以前どこかで会ったような気が…」でした。「二人は昔『ライオン』と『鳥』で、一緒に過ごすほど仲が良かったんだよ…」と教えてあげたくなった生徒もいたことでしょう。

 命あるものが姿・形を変えて何度も生まれ変わる…なんてことは現実的ではありませんが、自分や友達の前世はどんな生き物(物)だったんだろう…などと考える生徒もいたのではないでしょうか。また今回の読み聞かせで、人として生きている「今」を大切に思うようになった生徒もいるかもしれません。そんなことを考えながら、何人かの1年生に感想を尋ねてみました。

 「ライオンと鳥が再会できてよかった(二人とも記憶はないけれど)」「人のつながりってすごいなって思いました」といった感想を聞いている内に、「次に生まれ変わるとすると何になりたいか」という会話になりました。

 「『人』がいいです。幸せに過ごせるから」。「やっぱり『人』です。自分の意志で生きられるから」。

 「『鳥』です。苦労があるかもしれないけど、空を飛び回りたいから」。

 「『大仏』です。のんびり過ごせそうだから」。「『スライム』です…」

 ボランティアさんもおっしゃっていましたが、輪廻転生の思想を中学生が理解するのは少し難しかったかもしれません。しかし、次に生まれ変わるとすると…という話になると1年生も俄然盛り上がりました。いろいろな考えや理由を聞くことができて、たいへん面白かったです。一冊の絵本を話題に、1年生同士が意見を交わし合う姿もたいへん微笑ましく目に映りました。1年生にとって今まで以上に本に親しむきっかけになれば…と思います。

 最後にボランティアさんから今日の絵本を直接見せていただきましたが、表紙をめくると紙面に一人の名前が書いてありました。なんと作者(あべ弘士さん)直筆のサインです。本の持ち主である名田庄図書館スタッフさんに宛てて書かれたものだと教えていただきました。こんな貴重な一冊を読み聞かせいただいたことに感謝したいと思います。

 名田庄図書館に行けば、他にも作者・筆者直筆のサイン入り図書がまだまだあるかもしれません。

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