認知症について学ぶ~素敵な共生社会の創り手となるために~
- 公開日
- 2026/10/02
- 更新日
- 2026/10/02
R8学校日記
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本日の5・6限目に、1年生を対象とした「認知症サポーター養成講座」を実施。講師として、町地域包括支援センターの職員さんにお越しいただき、認知症に対する基本的な知識を習得するとともに、具体的な実践力を培うための貴重な時間を持ちました。
前半は、「認知症について正しく知ろう」をテーマに学習を進めました。おおい町の全人口に対する高齢者(65歳以上)の割合は約35%(約3人に1人は高齢者)。65歳以上で認知症になる人は8人に1人の割合。こんな身近な地域の具体的な数字を確かめながら、「認知症」が決して他人事ではないこと、年齢を重ねていけば誰にでも認知症になる可能性があることなどを学んでいきました。「『認知症』って今まで考えていた以上に身近なものなのかもしれない」…そんな思いを持ち始めた1年生も、この時点で出始めたことでしょう。
続いて「認知症の原因」について軽く触れた後、「認知症の症状」について詳しく教わりました。認知症になった場合の顕著な症状として紹介されたのが「中核症状」。日常生活に障害をきたす症状が具体的に挙げられ、認知症に対する生徒のイメージがだんだんと明確になってきたようでした。
次に心の状態や性格、環境によって出現する可能性がある「周辺症状」が取り上げられました。ここでポイントとなるのが、「周囲の対応によって症状が改善される可能性がある」ということでした。「特に不安にさせないことが大切です!」という講師さんの言葉に力が入っているのを、きっと1年生も感じ取ったのではないでしょうか。たとえ認知症になったとしても、「自分は大切にされている」「自分は認められている」と思えるような周りの対応があれば、周りの人とつながりながら「自分らしく」生きていけるのだと教わりました。そんな対応・配慮ができる「周囲の人」になるためには、やはり「認知症に対する正しい知識」が必要だということで、前半の学びの意義を再確認した1年生諸君でした。
後半戦は、5人一グループになっての演習「みんなで楽しむ!テーマパークにお出かけ大作戦」に挑みました。各班、スペシャルゲストとして特徴の異なる認知症の方を一人ずつ迎えます。その方も含め、どんな配慮をすれば6人全員が楽しくテーマパークで過ごせるか…これがミッションでした。班での話し合い活動は、1年生にとって得意中の得意。どの班も互いに知恵を出し合い、ぶつけ合いながら、「認知症のゲストも楽しめる」作戦を練っていきました。「ゲストが困ること・トラブルになりそうなこと」はどんなことか、そのために「準備・工夫・手助けできること」はないか…認知症ゲストの実態(苦手なこと・できないこと・不安に思うことなど)を踏まえて、丁寧に意見をまとめていく1年生の姿がうかがえました。全体で意見共有する際には、各班の代表生徒が自分たちの班でまとめた意見を堂々と述べるのに対して、他の班の生徒も熱心に耳を傾けながら反応を示すなど、すてきな学び合いの空間が生み出されていました。
”認知症を正しく理解し、認知症の人とその家族を温かく見守る応援者”…これこそが「認知症サポーター」ですが、今日の学びで1年生の皆さんも立派に「認知症サポーター」となりうる力を身に付けることができたことでしょう。
👦「認知症ということで、差別することがないようにしたい」。
👧「今回学んだことを、家族や他の友達にも伝えようと思う」。
👦「(認知症の人には)自分から挨拶をしたり、優しい声かけをしたり、話しかけたりしたい」。
👧「ボランティアの機会があれば、積極的に参加したい」。
1年生の感想の言葉を聞いていて、これなら「わが町は、たとえ認知症になったとしても、安心して暮らせるまちになっていくだろう」…そんなふうに思われました。「認知症理解」をテーマに、サポーター仲間の輪を広げようと協力いただいた町地域包括支援センターの職員さんのおかげで、改めて「正しく知って、よりよく生きる」ことの価値を深く学ぶことができました。貴重な学びの機会を提供いただいたことに感謝いたします。